ニカラグア・マティグアスのチョコレートでスイーツづくり
こんにちは。研究員の川嶋です。
皆さまはチョコレートはお好きでしょうか?
私はちょっと苦めのビターチョコレートと、牛乳と混ぜて飲むホットココアが大好きです。
さて本日ご紹介したいのは、チョコレートの原料となるカカオのお話です。
カカオの木(ニカラグア・マティグアス市)
2024年9月に実施したニカラグア調査の一環で、マティグアス市にあるカカオ協同組合ラ・カンペシーナ(Cooperativa La Campesina)を訪問しました。
Cooperativa La Campesina-Matiguás, NICARAGUA
https://cooperativalacampesina.com/
世界に流通しているカカオ豆は主に3種類に分類されています。
市場の約80%以上を占めるフォラステロ(Forastero)種、10~15%を占めるトリニタリオ(Trinitario)種、そして5%未満の希少種とされるクリオロ(Criollo)種です。
ニカラグア・マティグアス市で生産されているカカオは世界的にも希少な「幻のカカオ」と呼ばれるクリオロ種なのです。
ラ・カンペシーナ(以下、組合)では、カカオの生産やチョコレートへの加工、販売などを行っており、カカオ豆の多くは海外に輸出されています。
一方、組合では様々な課題を抱えているようです。
・首都のマナグアなど都市部へ出荷するには輸送費用がかさむため、マティグアス市外へ商品を販売することが難しい。
・クリオロ種は栽培方法が繊細なだけでなく、オーガニック栽培を行っており、高度な品質を保っている一方でカカオ豆の買取価格が低価格である。
・カカオ豆の出荷先が少ない上、固定価格買取制度により利益が少ない。
これらの課題は、現在、組合で活動されているJICAボランティア隊員の田口秀嗣(Hidetsugu TAGUCHI)さんからお話を伺いました。
組合の工場をご案内いただきながらお話をする中で、「いずれもすぐに解決できる課題ではないけれど、引き続き解決に向けて組合とともに取り組んでいきたい」と、大変熱意を込めて語ってくださいました。
私も何かお手伝いできることがないかと思い、
組合見学のお土産にいただいたマティグアス産のクリオロ種カカオを使ってお菓子をつくることにしました!(突然やな
製作したのは、マーブルパウンドケーキと生チョコです。
使用したカカオは混ぜもの無しのカカオ100%。なんと贅沢なのでしょう…。
レシピは以下のものを参考にさせていただきました。
特に今回製作したパウンドケーキは、いつかマティグアスで製作できるように、材料を簡略化しました。
卵、砂糖、小麦粉、バターを同量で1/4ずつ、あとはブランデーを少々使い、チョコレートタブレットを削ってケーキの上に乗せてオーブンで焼いています。
ブランデーは、ニカラグアの名産・ラム酒に変更しても美味しくなりそうです。
カカオタブレットは砂糖不使用だったのでチョコレートだけ食べると苦みが強いですが、パウンドケーキの程よい甘さとカカオの苦みが混ざり合ってとても美味しい仕上がりになりました。コーヒーと合う!
いつかマティグアスの町のカフェでこのケーキとコーヒーのセットが販売されることを期待したいくらい良き組み合わせでした!
今回の訪問に際しご対応いただきました、隊員の田口さんならびにラ・カンペシーナの皆さまには心より感謝を申し上げます。
今後も持続的な活動に向けて協力してゆけることがあればと思います。
Hola a todos.
Soy Madoka de IFMA(Instituto de Gestión de Museos de Campo).
Este septiembre de 2024 visité la Cooperativa cacaotera La Campesina donde se ubica en el municipio de Matiguás del departamento de Matagalpa, Nicarauga.
Ayer preparamos un pastel Queque marmoleado y Chocolate ganache utilizando con la tableta de chocolate hecho por La Campesina de Matiguás. ¡Vieras que rico!
Le agradecemos a La Campesina por atendernos y compartir su delicioso producto de cacao.
Madoka KAWASHIMA